Archive for 10月, 2014

最近の住宅で欠かせない収納スペースとしてシューズクロークが挙げられます。
シューズクロークの充実こそが住宅の快適性を増してくれると私は思っています。
玄関横にシューズクロークを設ける家庭が多い中、私はシューズクロークから室内への出入りができるようにしたいと思っています。
帰宅時、シューズクロークで靴を脱ぎそのまま室内へ入れるようにしておけば使い勝手のいい収納空間と言えます。
靴箱に靴を出し入れするよりシューズクロークの棚から靴を出し入れする方が家族も自らそれを自分で行うようになります。

靴箱であれば帰宅時靴を脱ぎっぱなしで玄関に靴が溢れてごちゃごちゃしてしまうという家庭も多いと思います。
汚い玄関を目にすると忙しい主婦はストレスを感じるものです。
シューズクロークの環境を整えることで自ら靴を出し入れし、スムーズに室内への出入りをしやすくするといいのです。
シューズクロークから室内への出入りをする大きな魅力は、家族用と来客者用と玄関を使い分けることができることです。
使い分けることで突然の来客者があってもきちんと対応でききれいな玄関をお通しできるのです。

シューズクロークには扉を設けておくといいと思います。
家族の靴が並べられている棚を来客者に見られたくないものです。
扉を閉めることで生活感の出るシューズクロークを見せずにキレイでオシャレな玄関を感じてもらえることでしょう。
シューズクロークのあり方を今一度見直し使いやすさや便利さを追求した空間にしたいと思います。

車椅子の生活になった時に

住まいを新築する時、介護が必要な家族がいたら、生活動線や家事動線を加えて、介護動線を念頭に入れて、間取りを考えていくことができます。しかし、家族が若く、元気だったら、なかなか介護動線を想像することができません。介護といっても、介護の状態はさまざまです。杖や手摺を使えば、自立歩行をして、生活をし続けていくことができる場合もあれば、寝返りも打てない場合もあります。そのため、介護に適した間取りというのは難しいです。

私の友人が住まいを新築した時、御主人の母親と同居することが決まっていました。御主人の母親は、田舎で畑仕事をしていて、大腿骨頸部骨折してしまいました。手術をし、リハビリもしましたが、完全に元の状態に戻ることはありませんでした。それでも、杖や手摺を頼りに、自分で生活することができるまで回復しました。そこで、玄関に入ってすぐに、母親のプライベートルームを設け、その前にトイレやバスルームや洗面脱衣所を設けました。トイレがすごく近いので、母親の負担も少なくなりました。

しかし、数年して、以前から患っていた変形性膝関節症も悪化して、車椅子が必要になりました。そうすると、トイレも洗面脱衣所も狭すぎます。もう少し広くすればよかったのですが、当時は、この広さの方が壁をささえにしましたから、安心でした。今、考えて見ると、介護の段階において、トイレも洗面脱衣所も広さが違ってきます。彼女の妹は、トイレと洗面脱衣所の間に、収納庫を作りました。もし、万が一、高齢の母親に車椅子が必要になった時、この収納庫の壁を取り払い、

トイレと洗面脱衣所を広くすることができます。彼女の住まいでも、トイレと洗面脱衣所の間にリネン室を設けて、将来、この壁を取り除き、トイレや洗面脱衣所を広くできるようにしておけばよかったと反省しています。ただ、母親の部屋の出入り口とトイレの出入り口を合わせたので、そのまま、車椅子で入ることができます。